国電・失いつつある電車



 私の父親の世代(60代後半以降)がSLだとすると、私の世代の思い出の電車はなんだろう?と考えることがあります。

 私の思い出の車両はSLより電車。それも「国電」に惹かれます。

 子どものころ、まだ103系電車だった山手線の電車に乗り、親類の家に遊びに行った事があります。今でもあのモーター音が心に響きます。

 残念ながら2006年に首都圏から姿を消してしまいましたが、近畿・山陽地方ではまだ活躍しているようです。103系の疾走姿を「日本の旅・鉄道見聞録」というサイトで動画を見たときには思わず涙が出てしまいました。

 今ではオールステンレスのE231系やE233系が首都圏では幅をきかせていますが、やはり103系の挙動1つ1つに思い出があふれている。私なんかはそういう気分になってしまうのです。

 Nゲージの模型製造メーカーの1つであるKATO国電シリーズという電車模型を発売するようです。

 いつかこれを購入し、ジオラマみたいなものを作りたい。私の夢はそういうふうに動いてきているのです。

(2010年12月20日)



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